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   那須建築の棟梁の日誌
那須建築棟梁のつぶやき・・・。
那須建築スタッフブログ「棟梁の日誌」 那須建築スタッフブログ「那須日和」

道具修繕。

本日の朝は、「マコト。。。ちょっとてごうしてくれ!!!」の社長の命令で作業場での材木の引っ張り出し作業からでした。小さな建築屋なため、作業場にもリフトも無ければ、クレーンも無く、すべて人力。

数十年寝かしておいた、「カランカラン。。。」の乾燥した、梁に使う構造材の目の細かい材木を、二人で奥の方から引っ張り出し、必要な大きさに製材。

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表面は真っ黒ですが、中身は目の細かい綺麗な「ピーラー」と呼ばれる木材。今回は内部の建具枠に使うんですが、ここから先は社長に任せて、ワシの方は本日午前中は、大変お世話になっているお客様のお葬式に行ってきました。

その後、午後からは近所のO様邸での昨日の続きで、和室の造作工事。

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出足早々、大工の世界では「ある!!ある!!!」ですが、「カツンん・・・」と釘を叩き切ってノミの刃が折れるアクシデントもあり、少々ヘコんだためか???、ろくに写真を載せるほど進んどらんのですが、昨日よりちょっと前進。

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いちおう、明日のために気分も乗らんので、ノコギリみたいなノミの刃を研ぎ直し、「一人じゃぁ、大変じゃろぉ・・・」と思い、社長が頑張りょぉる???作業場へ。。。

 

「シーーん」。。。

「おらん。。。。帰っとる。。。。」

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真っ黒だった朝の枠材だけが、綺麗に仕上げられ、ワシを待っててくれました。

 

 

 




時代。

今日も近所のO様邸へワシ一人で出動。

これから内部の間仕切りやら、棚板などの取り付けと目に見えて進んで行く工程です。

そんな本日は、昔ながらの和室の「うちのり」と呼ばれる、鴨居、落とし掛け、無目といった普段一般の方では分かりずらい、建築用語の木材たちを取り付ける作業からでした。

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柱に穴をほり、その穴にカモイなどの木材を「パコット」はめ込み、ボルトで「ギュッと」締め付ける。言葉で言ったらこんな感じの作業です。

本日の作業、ここ最近の住宅では本当に少なくなってきた、昔ながらの和室の工事。これからの若い大工さんでは、なかなか経験する機会もどんどん失われていきそうで残念ですが、これも時代の流れか???その流れに逆らってまで、「ワシ日本建築一本でガンバリマス!!!」というほど体力も能力も無く、今はただ流れに任せ「それなりにガンバル」なんか少し悲しい???毎日です。

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数日間、繊細な作業が続きますが、コツコツガンバリマス。ほいで社長の方は、作業場での木材加工を頑張っとるはず???

その他、現場では、ユニットバスの組み立てに朝から、設備屋さんが来てくれ、お風呂だけは、早々に完成。

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ワシ方の風呂に比べ、温かそうなお風呂です。(悲)

まぁ、これも時代の流れといった感じです。。。。。。

 

 




年輪。

ここんとこクーラーなしで過ごしている那須です。

台風の影響か、風もあり気持ちよく近所のO様邸での造作工事となった本日。

今日は、天井のボード張り(まだしょんか???と言われそうですが。。。)を午前中頑張りなんとか完了。今後の作業として午後からは、窓枠と呼ばれる、サッシと内部の壁をつなぐ枠材の取り付け作業でした。

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あらかじめ作業場で削った板を、寸法にカットし、それをネジで「バリバリ・・・」っと組む作業。

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比較的簡単な作業ですが、こういう時に限って「ありゃぁ。。。」の寸法間違いが多い作業内容。今回は特に「ありゃぁ・・・」も無く作業も順調に進行中です。

その他社長の方は、作業場での「テレビ台」となる無垢の極厚杉板の最終加工を進行。

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この板もものすごい年輪のつみよう。

「節がある!!!、無い!!!」なんて本当は表面上のたまたまでだけであって、どのように成長したなんて分からん!!!木材としては、やはり何十年、何百年と静かに森の中で、雨、風、雪にも耐えしのんだ目の詰まった木が一番。

ワシも見た目は今更ドガにもならんけど(泣)、こんな年輪を積むような「人間」になりたい!!!(カッコ悪い奴の負け惜しみかも???)