無垢材。
今日は、朝一近所のK様邸再生工事の現場での、設備屋さん、トイ屋さんとの打ち合わせがあり、現地での説明を行い、その後は特に用もなかったんで、作業場に戻り削り作業を行いました。
そして只今進行中の玉島のM様邸では、シロアリ予防のため業者さんが、薬の散布に現場へ行った来れとるため、本日は行くことも無く、下津井内をウロウロ・・・・
作業場では、本日内部に使う、内法という建具枠やら、上がり框など、その他色々・・・加工
最近は住宅は既製品など、大工さんにとっては非常に便利な、ねじ回しさえあれば、すぐ取り付く枠材が主流ですが、今回のM様邸も「既製品0」という昔ながらの家づくりです。
大きな木材を必要な寸法に製材して、一本ずつ電動カンナにて木の癖をとり、決められた寸法に削っていく地道な作業。
玄関の顔になる、松の「上がり框」です。
無垢材特有の、何とも言えん艶!!!木の温かさ!!!工場製品には無い圧倒的な強度!!!
もちろん欠点を上げれば、木の収縮からくる割れ、変形、工期が長いなどなど、えぇ点ばかりでも無く、今までにも「なっさん・・・気が割れたでぇ・・・」「建具の動きが悪いでぇ・・・」などなど、不具合も多数出てるのも確か・・・・
しかし、ワシが無垢材をお勧めするのは、やはり20年、30年後に迎える、既製品には無い強度、経年変化などなどを楽しめるのは絶対おすすめ。
とは言いますが・・・・・
でもまぁ、これも人により好き嫌い????
でもまぁぁ、今から20年、30年後のことを話しても、仕方ないような気がしますし、「そのころにはリフォームするわ!!!」と言われてしまえば、ドガにもならん!!!
へなちょこ大工のおっさんが、いらん事言ってしまいました。
さて、明日からは現場へ戻り、作業は進行です。
一歩づつ。
気が付けば12月がすぐそこまで来とる・・・ほんまヤバい!!!ですが、焦ったてええ事にはならんのは、今までの経験上よぉ分かっとる。
人に頼ることなく、社長と二人、一軒一軒自分たちの手が届く範囲内で確実に、「家づくり」を進めていく・・・これが本来の那須建築の「家づくり」
不器用な大工が作る「家づくり」もう一度再確認せにゃおえんですわ。。。
そんな本日は、社長の方は病院???へ行っとるけん休みで、一人のんびりとはいきませんが・・・今年中の完成に向け進行中の近所のK様邸再生工事へ出動。
朝から電気屋さんが照明器具、コンセントの取り付けなどに来てくれました。
そんな中、ワシは、お客様と内部の建具の打ち合わせへ。今回は再生工事という事で、古い建具の使用となっていて、新しい建具をポコッと・・・はめるようにはならん、難しい作業。
来週ぐらい泣き言を言うワシに乞うご期待です。
その後、玉島のM様邸新築工事の現場へ、今日から水道屋さんが内部の配管作業に入ってくれることから、それの打ち合わせへ。
生憎の雨のため、ついでに玉島まで来たけん、「釘の一本でもうっちゃろぉか!!!」とは思ったんですが、大工の命「かなづち」がおらんうようになってしまい、ヤル気も出んようになったんで、現場は水道屋さんに任せ、下津井へ戻っての、作業場でのM様邸の加工を進行。
今回も、すべて無垢材という、こだわりの現場。
今日は、外部の焼き板とモルタルの間に取りつく板の加工を一人黙々行い、その後、内部に使うカマチやら内法材などの材料の物色を行い本日の作業は終了でした。
明日はさて、何処行こうか????
床組。
今日も社長と二人、玉島のM様邸新築工事の現場へと出発。
今日の作業は、完成したら見えんようになる、とても大切な、一回の床の骨組み作りを進行。
数十年、住む人を支え、重い荷物にも耐え、頑丈な作りが必要な床組み作業。リフォームの中でも「床がフワフワ・・・するんです・・・・」という相談は多くありますが、そうならんよう、少しでも頑丈に、しっかりした施工が重要です。
最近はゴツイコンパネをペタペタ張っていく剛床というのが主流のようですが、古臭い那須建築はあんまり好きでは無く、昔ながらの大引きという骨組みの上に、根太を転がしその上に床を張っていくのが、家を長い目で見たら、「えぇんじゃないか???」そんな気がします。
ですが、「剛床」という最近の工法も、作業の安全性、作業スピードアップ、水平方向の力に対する強度など、利点も多くあり、そこらは各工務店の考えなんですので、それぞれの工務店に聞いてみるのもいいかもです????
その他、本日は只今完成に向け進行中の近所のK様邸再生工事では、内装屋さんが、トイレ、洗面所の床を綺麗なCFを張りに来てくれました。
お客様に大変なお金を託され、マイホーム作りを行っている那須建築ですが、いろいろな業者さんに助けられ、こうして少しづつ完成に向け進行中です。
「お疲れさまです・・・・」