静かな現場。
大工を始め早20年?????
「えぇぇぇ~~ワシもぉ20年もしょんじゃぁ????」と自分でふと振り返ってしまった今晩の棟梁日誌ですが・・・・
ワシってホンマは大工にむいとんじゃろぉか???、ワシってこの20年間でどれだけ成長したんじゃろおか???不安になってしまいそうですが。
しばらく現場一筋。大工職人「那須誠」として、この小さな那須建築という規模の中、与えられたお仕事、引き続きガンバリマス。
さて今朝は、昨日の棟上作業の疲れも少々残る中、引き続き近所の某施設新築工事の作業からでした。
昨日の賑やかだった作業も、今朝からは静かに社長と二人、昨日の作業を振り返りながら、作業箇所のチェック。
金物、ボルトの有無、柱の浮き箇所の確認等、今日から地味に二人コツコツ作業。
その後、玄関前のヒサシの造作作業、屋根の破風と呼ばれる板の修正作業を行いました。
それにしてもえぇ天気。半袖での作業じゃけん、日焼けでピリピリ・・・状態。近所のおばさんに「マコちゃん。黒んぼになっとるがな!!!!」と笑われよぉりますが、これが我々大工の夏場の姿。
しばらくこんがり焼けてきます。。。。
棟札。
今日は明日上棟予定の近所の某施設新築工事の足場の組み立てを社長と手伝いに来てくれたOさんと一緒に、バリバリ頑張ってきました。
我が町下津井田之浦。鷲羽山の麓、瀬戸大橋を眺めながら小さな漁師町で、これから始まる某施設新築工事。
ここんとこありがたい事に、近所まわりの仕事を多くさせてもらい、近所の方からも「マコちゃん。頑張っとるなぁ!!!」の声も多くかけてもらい、「ヘぇ。。。頑張っとるでぇ。。。」と楽しく全くホームの感覚でやり易い環境です。
そんな足場の作業も昼過ぎには完了して、午後からは明日の準備を行いましたが、なんと貴重な「棟札」を建築主様が書いてくださり、チョコット拝見させてもらいました。
今後何十年、ひょっとしたら百年と残る今回の建物ですが、その頂上の屋根裏で静かに今回の工事の記録、記念として、日付、施主様、大工名、裏面には多くの建物に携わる方の名前が記され、残される貴重な札を見せていただきました。
物づくりをさせてもらう者にとって、形が残るという喜びに浸った一瞬でした。
その他、今晩は遅れをとっとる、玉島のM様邸新築工事の見積書をまとめる作業に集中。
予算を抑えつつ、「なんかこの家は違う!!!」みたいな。。。古い家の常識をひっくり返したような家づくり。正直、大変興味深いというか、楽しみな案件です。
M様。「もうちょっと待っとって下さい。。。」